展示の紹介

平成27年度特別展「魚と人の知恵くらべ~魚の生態と伝統漁法~」


サムネイル:平成27年度特別展「魚と人の知恵くらべ~魚の生態と伝統漁法~」

 埼玉県は県土に占める河川の面積割合が日本一であり、海と面していないため、川で捕れる魚は貴重なタンパク源でした。川に棲む魚を捕るためには、魚の生態や川の環境を熟知する必要があり、荒川をはじめとした河川において様々な漁労が営まれてきました。しかし河川環境の変化により漁労で生計を立てる者はいなくなっているのが現状です。
 本特別展では、「魚の人の知恵くらべ」という視点から、荒川流域の各地で親しまれていた魚類と、筌や網などの漁具や伝統漁法、川魚の食文化、鯰絵やウナギ絵馬などの信仰について紹介します。
◆左写真:荒川での投網

  • 期間:平成27年7月18日(土)~平成27年8月31日(月)
  • 場所:埼玉県立川の博物館 第二展示室・リバーホール

■みどころ(展示構成)■

ウナギウケ
◎多彩な漁具・漁法

 荒川の伝統漁法分布図をもとに、荒川流域の各地に分布する筌(うけ)や網、釣竿などの漁具をおよそ20点展示します。漁業対象となった魚類のはく製も併せて紹介し、魚の生態に合わせた漁が営まれてきたことを明らかにします。

◆右写真:ウナギウケ



ナマズたたき揚げ
◎川魚の文化

 漁で得られた川魚は、人々の貴重なタンパク源となってきました。特にナマズは、そのヘルシーさから近年も注目され、町おこしの材料としても注目されています。ナマズ料理や鮎料理を中心に、現在もよく食されている川魚料理についてレプリカや写真パネルで紹介します。

◆右写真:ナマズたたき揚げ

ニホンウナギ


◎川魚への信仰

 漁が盛んに行われていたところでは、魚への信仰も見られます。中には、ウナギを神様として祀り、食さない地域もあります。このような魚への信仰を鯰絵やウナギ絵馬などとともに紹介します。

◆右写真:ニホンウナギ





■関連イベント情報■

◎お魚ストラップづくり
 会 場:川の博物館 レストハウスまたは本館ワークショップ
 実施日:8月9日(日)13:30~15:30 (材料がなくなり次第終了します)
 費 用:100円(材料費)

◎映画上映会
 会 場:川の博物館 ふれあいホール
 実施日:8月15日(土)13:30~
 内 容:「戸田の伝統漁撈」戸田市教育委員会提供
      「有明海の干潟漁」

◎伝統漁法体験 ※このイベントは、事前申込が必要です。
 会 場:荒川かわせみ河原(寄居町)
 実施日:8月20日(木)①10:30~12:00 ②14:00~15:30
 費 用:500円(材料費)
 定 員:各20名

◎筌に入ってみよう(筌の大型模型の中に入り魚の気持ちを体感)
 会 場:川の博物館 リバーホール
 会 期:特別展開催期間中、随時