かわはく研究室| かわはく , 動物 , 藤田宏之

「写真で見る埼玉の生きもの」展で、生きもの人気投票!


 1月企画展「写真で見る埼玉の生きもの」は2015年1月24日~2月22日に開催されました。埼玉県に生息する野生動物(獣・鳥・魚・両生類・爬虫類)に注目し、写真を中心に標本を加えての内容です。県内のアマチュアカメラマン、学芸員OBなどの方々に協力をいただきまして、当館学芸員が撮影した写真を加えて59点展示しました。鳥類・哺乳類の剥製は県立自然の博物館のご協力により大きなツキノワグマやニホンカモシカ、小さなヤマネまで21体展示しました。また、当館学芸員のコレクションである鳥類の羽を10種、当館作成の爬虫類の凍結乾燥(フリーズドライ)標本を9体展示しました。

順位 種名 票数 備考
カワセミ 22 鳥類
ヤマネ 18 哺乳類
オオタカ 9 鳥類
ルリビタキ 8 鳥類
フクロウ 7 鳥類
アオダイショウ 5 爬虫類
アライグマ 5 哺乳類・外来種
ニホンリス 5 哺乳類
アカネズミ 4 哺乳類
キツネ 4 哺乳類
シマヘビ 4 爬虫類
ツキノワグマ 4 哺乳類
ニホンザル 4 哺乳類

 関連イベントとして、展示された写真・生体・標本に登場する生きものを68種ノミネートした人気投票を実施しました。結果投票総数は155で、トップはカワセミの22票でした(結果表参照)。カワセミはマスコットキャラクター「カワシロウ」でも当館とは縁が深く、当館にふさわしい?結果となりました。上位は鳥類が連ね、美麗なカワセミやルリビタキに加え、大きくてかっこいいオオタカ、大きいけどかわいいフクロウなど個性派鳥類の票が伸びました。また、哺乳類も数多くランクインされましたが、ヤマネが2位のほかは票が割れたので、全体的に哺乳類の高い人気がうかがえます。何かと忌み嫌われている爬虫類のヘビ類2種がランクインされましたが、マニア人気?なのか、かなり健闘したのではないでしょうか。

 残念ながら筆者が専門のカエルなど両生類は全く蚊帳の外だったことに加え、県の鳥であり、マスコットキャラクター「コバトン」のモデルとなっているシラコバトは投票がありませんでした。傾向として、上位ランクインの種は写真・標本双方が展示されていたのが多く、来館者にしっかり見ていただいたという展示効果があったのではないでしょうか。

 ちなみに抽選でオリジナルポストカードのプレゼントがありましたが、人気はニホンアナグマでした(選択肢がマニアックな生きものばかりでしたが)。


ニホンアナグマ
▲写真:筆者イチオシ?ニホンアナグマ