かわはく研究室| 土壌 , 森圭子

学芸員の専門紹介_土壌


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写真2. 土の薄片写真

 研究交流部の森圭子です。森の中を歩いたことはありますか?森の中を歩いた時にフカフカしていたり、固かったり、木の根っこが多くて歩きにくかったり、すべりやすかったり、ということを感じたことがあるでしょうか。私は地面の落ち葉がどのように分解されて土になっていくか(写真1)、ということに興味を持って研究しています。落ち葉の層から土の層までを持ち帰って顕微鏡で覗くと、菌(いわゆるキノコ類)のはたらきによって落ち葉が分解されたり、土壌動物によって葉がかじられてそれらのフンがたまったりする様子がよくわかります。このような層を固めて薄く切って分解の様子を観察することもあります(写真2)。土壌動物のフンや落ち葉などの植物が枯れて分解されるということはその生態系の生命が循環する上でとても大切な役割を果たしています。それは森だけではなく、地球上のさまざまな場所で起こっています。かわはくの前のかわせみ河原でも、植物のたくさん生えているところ、生えていないところで地面の様子もかなり異なるので、これから河原の植物と地面の関係を観察していこうと考えているところです。

 個人的には山歩きも好きで、時折高い山にも歩きに行きます(写真3)。高山にも高山に特徴的な土ができているので、たまにしゃがみこんで土を見たりします。

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写真1. 落ち葉の断面
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写真3. 黒部川の源流