1月企画展「地図からみえる世界」
1月企画展「地図からみえる世界」
2013年1月12日(土)〜2013年2月3日(日)
人は、古来より地図をつくり、利用してきました。地図が教えてくれることはじつにたくさんあります。
古代の地図をみると、その当時の世界観を知ることができます。日本で初めて実測した日本地図を作ったのは、伊能忠敬を中心とした測量隊で、その地図は「伊能図」とも言われています。展示では、この伊能図も含めた古地図などから、地図の歴史を紹介します。
また、地図に示された地形の状況から、災害予測を行うこともできます。明治前期に作られた迅速図、最新の技術をもとにつくられた地図から、珍しい外国の地図や地図グッズまで、さまざまな地図を展示します。
主な展示内容
1.地図の歴史
★伊能大図(複製)の埼玉県部分を一堂に展示します。
- 古代の地図:バビロニアの世界図(現存する最古の地図)、プトレマイオスの世界図など
- 中世の地図:ヨーロッパでつくられたTO図など
- 16世紀から18世紀にかけてつくられたアジア図の変遷
- 江戸時代の道中図、絵図など、江戸の庶民がみていた地図
などから、当時の世界観をさぐります。
2.明治と今をくらべてみよう
★明治初期につくられた迅速図と、現在の航空写真で、荒川流域(熊谷~赤羽付近)の昔と今を比較できる大型地図(ともに約1m×約5.5m大、1万分1スケール)を展示します。
3.地図からみえる凸凹(でこぼこ)
★荒川流域のデジタル標高地形図で、荒川流域の微地形をみてみよう(今回の展示のために、オリジナルで地図作成)。
★赤色立体地図で秩父盆地をみてみよう(今回の展示のために、オリジナルで地図作成)。- 赤青メガネで海底、陸上の地形が3D に見える地図を、それぞれ大型地図で展示します。
4.いろいろな地図
- 視覚障害者のための触地図(今回の展示のために、川の博物館周辺のものを作成)
- 押し花で作られた埼玉県地図(等高段彩図)
- 外国の地図
- 地図の切手、地図のデザインされたグッズ
など、いろいろな地図を展示します。
関連イベント
ミュージアムトーク「デジタル標高地形図ができるまで」
日時:2013年1月13日(日) 11:00~,14:00~ (1回30分程度)
場所:川の博物館 第二展示室
講師:津沢 正晴 氏 ((一財)日本地図センター)
内容:展示室内で、荒川流域のデジタル標高地形図を見ながらお話して頂きます。
定員:各回20名 ※要事前申込
費用:無料
講演会「火山災害・地震災害・水害と地図の役割」
日時:2013年1月27日(日) 13:30~15:00
場所:川の博物館 ふれあいホール
講師:関口 辰夫 氏 (国土地理院)
内容:火山・地震・洪水などの災害用調査図を紹介し、地形の状況から読み取れる災害予測について紹介します。
定員:80名 ※要事前申込
費用:無料※各イベントの申し込みは、1か月前から受け付けます。事前申込者は入館料が無料となります。
協力
(敬称略・順不同)
国土地理院、地図と測量の科学館、(一財)日本地図センター、海上保安庁海洋情報部、防災科学技術研究所、利根川水系砂防事務所、さいたま市立博物館、アサヒスタンプ、アジア航測株式会社、東京カートグラフィック株式会社、立正大学地球環境科学部、立正大学地球圏探究サークル=DISCOVERY=、鈴木厚志、田中敬子


プトレマイ

デジタル標高地形図 「東京都区部」の一部
〒369-1217 埼玉県大里郡寄居町小園39
048-581-7333
- 休館日:
- 月曜日(祝日・振替休日・県民の日・夏休み期間は開館)
年末年始(12/29~1/3)
施設整備の集中保守点検に伴う臨時休館有り
- 営業時間:
- 通常期 9:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
夏休み期間
[平日]9:00~17:00
[土・日・祝・8/11~8/15]9:00~18:00
- 入場料:
- 一般410円(240円) 学生200円(120円) 中学生以下無料
※()内は団体料金
※荒川わくわくランドとアドベンチャーシアター観覧は別料金
- 駐車場:
- あり(普通車:300円 バス:1030円)