展示のご案内春期企画展「巡礼者は秩父を目指す!」

春期企画展「巡礼者は秩父を目指す!」

春期企画展「巡礼者は秩父を目指す!」

予告企画展示

2026年2月7日(土)〜2026年5月6日(水·祝)

場所:第二展示室 他

2026年(令和8年)は、秩父札所の午歳総開帳の年にあたります。秩父札所は、霊場の一つで、観音菩薩を祀る34ヶ所の寺院から成っており、西国、坂東と合せた百番観音霊場としても信仰されています。

江戸時代には、江戸市中の寺院境内を借りた出開帳を積極的に開催するなどし、 広く信者を獲得していました。巡礼者は江戸市中や関東だけでなく、全国から集まりました。信者たちは道中日記や納経帳といった形で旅の記録を残しています。企画展では、全国各地に残された資料を通し、秩父を訪れた巡礼者がどのような体験をしたのか紹介し、解説します。

展示構成

1巡礼者は秩父を目指す!

秩父札所は、荒川上流部の秩父地方に位置しています。地図や古文書を展示し、全国、関東、埼玉県内での秩父札所の位置づけを紹介します。

画像:秩父三十四番観音順礼道筋図(個人蔵)

 

2秩父札所の始まり

室町時代に始まったとされる秩父札所は、 当初は33ヶ所でしたが、室町時代末には 34ヶ所となり、西国、坂東と合わせた百番 観音霊場を形成しました。秩父札所開闢に かかわる伝説的な巡礼者である十三権者ゆ かりの品などを通して、その始まりをひもときます。

画像:十三権者像(個人蔵)

3巡礼者の支度

現在の札所では、おいずる、菅笠、金剛杖、輪袈裟、持鈴を「巡礼の晴れ着」と呼んでいます。江戸時代の巡礼者の装束について、当時の衣装や、絵馬などの絵画資料を展示し、現在との違いを紹介します。

画像:秩父札所参り絵馬(画像提供:朝霞市教育委員会 所蔵:内間木神社奉賛会)

4秩父札所をとりまく人・モノ 

秩父札所は、江戸で繰り返し行われた出開帳により、町人のみならず将軍家からも崇敬を受けて、伽藍整備などを行ってきました。今も札所にはその当時寄進さ れたものが宝物として大切に保管されています。 また、出開帳を行いつつ各札所も自身の縁起などを 宣伝し、信者獲得に努めていました。そうした経緯を 「総開帳日記」や「石燕の納額「景清のろう破り」」、 「シャコガイ」などの資料から紹介します。

画像:石燕の納額「景清のろう破り」(県指定有形文化財)(26番円融寺

蔵)

5秩父を訪れた人々

江戸時代の巡礼の様子は、「道中日記」と呼ばれる旅日記によって、その内容を確認することができます。現在までに確認できた51点の道中日記から、栃木県佐野市出身の六十六部道観と、長野県坂城町出身の沓掛なか子の資料を取り上げ、その軌跡を紹介します。

5衰退と復興の近代

明治時代の廃仏毀釈の影響により、秩父札所は衰退することとなりました。しかし、大正時代に入ると、鉄道による交通の発達などにより復興が進みました。衰退と復興を示す資料を展示し、また昭和から現在にかけて鉄道会社が行った秩父札所キャンペーンについて紹介します。

画像:秩父三十四か所案内図(個人)

埼玉県立川の博物館

〒369-1217 埼玉県大里郡寄居町小園39

048-581-7333

休館日
月曜日(祝日・振替休日・県民の日・夏休み期間は開館)
年末年始(12/29~1/3)
施設整備の集中保守点検に伴う臨時休館有り
営業時間
通常期 9:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
夏休み期間
[平日]9:00~17:00
[土・日・祝・8/11~8/15]9:00~18:00
入場料
一般410円(240円) 学生200円(120円) 中学生以下無料
※()内は団体料金
※荒川わくわくランドとアドベンチャーシアター観覧は別料金
駐車場
あり(普通車:300円 バス:1030円)